目を閉じて前方を見ると、明るさのムラのような
モヤモヤとした光が見えますが、
第1段階の視覚化はこれと似ています。
このモヤモヤ自体は生理的なものですが、
これを意識的に見ることは第1段階の視覚化の訓練になります。
第0段階との重要な違いは、脳裏ではなく前方を見るということです。
前方を見ることによって感覚が投射されて、イメージが視覚化します。
この段階の視覚化は、ある程度の形や色彩を帯びることはありますが、
漠然としていて輪郭はハッキリせず、立体感も距離感もありません。
この段階で感知されるのは写実的なものではなく、
気配、雰囲気、気分、存在感、あるいはオーラと呼ばれるようなものです。
言語化でいえば、言葉に出来たとしても一言二言、
あるいは抽象的過ぎて良く分からないといった段階です。