秘教知識は重要ではない

さまざまな存在や世界をイメージして意識を合わせるために、
秘教知識に頼りたくなることがあります。

しかし、秘教知識にもさまざまな体系があり、
言っていることはバラバラです。

たとえば、キリスト教、仏教、イスラム教の三大宗教に
どんな共通点があるでしょう。

はたして神智学が正しいのでしょうか。神道霊学でしょうか。
それとも西洋魔術なのでしょうか。

そのように考え出したらキリがありません。
いずれかの秘教知識の体系に頼ることが時代に
そぐわなくなっているということは、現代の世界情勢が物語っています。

秘教知識に頼ると迷宮に迷い込みます。
重要なのは自分で感じたことを分析するということです。

自分の鏡としてのチャネリング

初期の段階のチャネリングは、往々にしてチャネラー自身の鏡です。

そうしたチャネリングは、時に命令的であったり威圧的であったり、
あるいは否定的であったり破壊的であったりします。

チャネリングを通して自分自身を
一生懸命肯定したり褒め称えたりする場合もあります。

高次元の存在に説教されている自分に、
権威への結びつきを感じて酔いしれる人もいます。

自分自身の内面にどうしても目が向かない人は、
ひたすら外面的な知識や活動にフォーカスします。

自分で判断することを恐れている人は、
意味不明な暗号のような内容になったりします。

それらが自分自身の鏡であると認めることができなければ、
いつまでも幻影の世界を彷徨うことになります。

自分自身の鏡として受け止めてしっかりと分析すれば、
チャネラーとしてそれだけ成長することができます。

変化を肯定する

チャネラーとして成長していく上で最も重要なのは、
変化を肯定するということです。

チャネリングというのは科学や常識の裏づけのない
目に見えない曖昧なものなので、どうしても
一度信じたことに対して頑なになりがちです。

しかし、ひとつのイメージや世界観に固執していては
チャネラーである意味などありません。

今まで正しいと信じていたことも、成長するにつれて
違和感を感じたり疑問を感じたりするようになることがあります。

そういうときに、信念が揺らいでは
寄って立つ基盤を失ってしまうと感じて、
頑なに変化を拒んでしまう場合があります。

しかし、それは自分チャンネルに意識を固定するのと同じであって、
もはやチャネラーはチャネラーでは、なくなります。

自分の中の頑なさを克服して、変化を肯定してください。

イメージの地図

いろんなイメージに意識を合わせていくことによって、
どんなイメージがどんなチャネリングに結びついていくのか、
だんだんと分かってきます。

そしてそれらの体験的知識の蓄積によって、
自分の中にイメージの地図が出来上がっていきます。

地図が出来上がっていくにしたがって、
違いを判断することができるようになっていきます。

広く浅く全体的な地図を作っていく人もいます。
ある狭い範囲内の詳しい地図を作っていく人もいます。

自分なりのイメージの地図を作っていって、
自分なりの世界を広げていきましょう。

ハイヤーセルフから始めよう

もし、これから新しくチャネリングを勉強し始めるなら、
ハイヤーセルフから始めることを、お勧めします。

人によってはハイヤーセルフよりも先に他の存在との
チャネリングが始まる場合もありますが、ほとんどの人にとっては、
ハイヤーセルフから始めるのが安全確実です。

ハイヤーセルフはチャネリングの基本と言っていいでしょう。