識閾というのは、何かに気づくかどうかの意識の境目のことです。
人間は目や耳から入ってくる情報の全てを満遍なく意識しているわけではなくて、
いろいろなことに気づいたり気づかなかったりしています。
この境目はあいまいなもので、たとえば何かに集中しているときには
周囲の雑音には気づかないこともあるし、逆に普段は気にも留めていないことに
ふと気づくこともあります。普段は気づいていない多くの情報が識閾下には流れています。
そしてそれは、到達不可能な壁の向こうにあるものではなくて、
ちょっと意識を向ければ気づけたりするものです。
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